ハバロフスク2003:国家・民族・宗教を超えて
8月10日:ワークショップ「語り物と踊り」(シカチ・アリャン村野外博物館)
そして建設中の博物館見学

この記録は、企画制作チームの一員として、また実行委員会事務局メンバーとしてこのフェスティバルに参加した筆者の個人的な感想である。


新潟県荒川町坂町獅子踊り保存会の人たちによる、勇壮な獅子踊りの実演はもちろん村の人たちには初めての体験。柳田邦夫によれば、獅子は元は鹿を意味しており、熊祭りにも通じる動物の霊を返す儀式の類似性があるという。これは星野紘さんから指摘された。


浦川さんと宇梶さんにより執り行われた日本のアイヌのカムイ・ユーカラについての説明と実演。使われた御神酒はロシアのウォッカで、浦川さんが思わず「うまい!」と言いながら、余裕のパフォーマンスであった。


村長の案内で、村に建設中の博物館を見学。絹織物でできた豪華な花嫁衣装。命の木の文様が描かれているのがわかる。ナナイの人が自ら解説をかって出たところ。命の木の下には、創造の応援者であるカエルの絵が描かれている。


シャーマンが使った鏡は中国から来たものなど、素性や材質も多彩である。

前頁へ | 次頁へ
2003 Ippei Wakabayashi, Tokyo Japan