ハバロフスク2003:国家・民族・宗教を超えて
「21世紀日本・ロシア交流フェスティバル(2003年8月9〜10日)」に参加して

2003年8月9〜10日、ロシア連邦ハバロフスク市を中心に「21世紀日本・ロシア交流フェスティバル」(主催:21世紀日本ロシア交流促進実行委員会、後援:在ハバロフスク日本国総領事館、企画制作:NPO法人ユーラシアンクラブ)が開催された。今回フェスティバルは文化庁と国際交流基金の助成対象事業として実施された。

フェスティバルは「日本芸能フェスティバルインハバロフスク」およびセミナー「東アジアにおける自然との共生と多様性の形成」からなる。芸能フェスティバルは、レーニンスタジアムの野外ステージとフィルハーモニーホールで行われ、由紀さおり姉妹、南こうせつ、シンセサイザーの姫神、和太鼓の打究人、津軽三味線の小山内薫、らが出演した。

セミナーは9日はハバロフスク国立教育大学で、10日は郊外のシカチ・アリャン村で行われた。日露の研究者ばかりでなく、ナナイの人たちをはじめとした地元の少数民族の人たち、アイヌの代表らが積極的に参加して文字どおり「国家・民族・宗教を超えた」交流が行われたのである。

この記録は、企画制作チームの一員として、また実行委員会事務局メンバーとしてこのフェスティバルに参加した筆者の個人的な感想である。


8月8日夜、新潟からダリアビア航空で空路2時間でハバロフスク到着。時差は日本時間から2時間進んが現地の夏時間。ホテルにはクリスニヤール村からグレゴリーさん(左端)とピョートルさん(左から3番目)が出迎えに来てくれた。


8月9日朝10時、ハバロフスク国立教育大学。セミナー「東アジアにおける自然との共生と多様性の形成」開会。中央はコーディネータの星野紘さん(東京文化財研究所名誉研究員)、右は事務局幹事の三木稔さん(作曲家)。


総論討議発表者の小林達雄さん(國學院大學教授)。「東アジア全体に通底する基層文化が自然との共生を基盤としていたことをいまここに改めて学ばねばならない」と結んだ。左は通訳のバドマさん。


ゴントマヘルさん(ハバロフスク国立教育大学)演題は「プリアムール及びサハリン島の少数民族:環境学的な問題の基本的な側面」、シャーマンの使うマスクを手にしている。

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2003 Ippei Wakabayashi, Tokyo Japan